中野区での被害現場「平成16年6月」
中野区での被害現場
この現場は、お店があった目と鼻の先で、深夜寝ている時に裏手側にある勝手口のドアから不審者が侵入しようとしました。 勝手口のドアは引き戸で上部がガラス下部がアルミパネルになっています。
この場合には通常上部のガラスを割ってカギを内側から開けるのが普通なのですが、 ガラスを割らずに下部のアルミパネルをバンセンカッターのようなもので直径10cmくらいの大きな穴を開けて内部からカギを外そうとしたようです。 寝ている時に侵入する訳ですからガラスを割るよりもアルミパネルに穴を開ける方が音がせず気づかれないと思ったのでしょう。しかし、当店の近くという事もあり、 ドアをあけるとブザーがなるようにしてあったため被害に遭う事はありませんでした。 もし、防犯対策がしていなかったならば、寝ている時に侵入される訳ですから言うまでもなく、大事につながっていたかもしれません。 ドアは応急処置で塞ぎ、センサーライトをつけました。前に何度も言っていますが、泥棒は留守を狙う空き巣ではなく寝ている時に侵入するケースが多くなります。 今や、防犯は財産を守るだけでなく、自分の命、家族の命を守るものとなってきています。取られるものがないから。。という事ではないのです。 この手口は今後多発する可能性があります。私も多く使用されているアルミパネルを切り抜いてみました。 結果はバンセンカッターなどではなく裁ちばさみでも簡単にくり貫ける事が出来ました。しかも音がほとんどしません。 多く普及されているパネルは中がベニア板のサンドイッチパネルで表面のアルミ板は1mm程度で強度的には最悪です。 ドアの下部にガラスは危険だと思う方はアルポリック板3mm程度のものと交換した方がいいでしょう。