八王子市での被害現場
- この現場は八王子市の閑静な住宅街にある住まいで、二世帯住宅です。二世帯住宅は泥棒の標的にされ易いとされます。
理由は、住まいが大きくなる事や二世帯住宅に住んでいるわけですから、どちらで出した音かわからないので気にならない事、
また、通常1Fに高齢者が住んでいるので気づかれにくい、気づかれてもどうにかできる。などから忍び込み「寝ている時に侵入する」も多発しています。
この現場は空巣被害でしたが午後4時ごろが犯行時間とされてます。何故狙われたのか?二世帯住宅なので周辺の住まいより大きくなり目立つ簡単に言えばお金がありそうだ。
と認識されやすい。住まいを通りから見てみると防犯をしているように見えない。
「防犯意識の高さを認識されない」防犯対策をしてあっても相手に伝わらないと効果が半減すると言う事につながります。
塀がブロックになっていて死角になる場所が多い事、そして今の泥棒は念入りな下見をします。2週間以上は狙った住まいを観察していると言われます。
この場合必要になるのが長時間狙った住まいを観察できる場所が必要になってきます。
言うならば長時間車を停車させていたり立ち止まっていても不審者と判断されにくい場所が住まいの近くにある事。
この現場の前は、道路ですが長時間知らない車が沢山駐車されているところでした。このような事が泥棒の標的にされたと考えられます。
侵入手口は、当初写真にある裏手の死角になっている窓を三角割りという手法で行なったようですが、サッシが今普及しているペアガラスだった為に出来なかったようです。
泥棒がガラスを割る場合、ハンマーなどで叩き割ると言った事はあまりしません。
大きな音がするからで通常は三角割りと言った手法で鍵付近のサッシとガラスの間にドライバーを差込み割るというより折るといった方法をとります。
これはガラスを割る際にもっとも音がでない割り方であみ出された熟練した泥棒の手口ですが最近使用されているペアガラスは叩き割る事は簡単ですが、
三角割りではとても割り難い構造になっています。結局、泥棒はこの窓の隣にある勝手口のドアをこじ開けて侵入しました。写真がなくてすいません。
携帯で撮っているので間違って削除しちゃいました。写真には、ガラスに警報と書いてある防犯グッツがありますが、
これは被害に遭った時にはなかったもので防犯ガラスに取り替える間私が簡易的に付けたものです。当初依頼されたのは、窓シャッターなのですが、
私が見る限りこの窓は災害時緊急避難するところになりそうなのでシャッターを止めて貰い防犯ガラスにし簡単な窓の補助錠「操作が簡単なもの」を付けサッシを外されない細工をしました。また泥棒に防犯意識の低さを認識されやすくなる郵便ポストに鍵がないものを、鍵付のポストに交換致しました。泥棒は、まず最初に何をしたいのでしょうか?それは住人の情報が欲しいのです。その情報をとるのに一番使われるのが郵便物です。すごく大切な郵便物なのに日本の一戸建てのポストには半分以上鍵がないのが現状なんです。個人情報を簡単に外にださない。これは防犯対策の基本です。。